2003年7月20日旭岳ロープウェイ姿見駅から裾合平・そして当麻乗越まで行きました。お天気に恵まれ青空のもと元気よく歩き出しました。折しも三連休の中日でしたので、姿見駅から旭岳方面は人で一杯でしたが、裾合平に向かう道に入ると人もぐっと減り、快適な山歩きとなりました。 後ろを振り返ってみると十勝岳の雲海が美しく、いつもと違った方向から見た十勝岳もとても美しく見えました。

新聞に掲載されていた白鳥の雪渓が私の撮した画像にも残されていました。そのときには全然気がつかず見過ごしていましたが、こんなにもはっきりと形が浮かび上がるのですね。

裾合平に向かう道のりにはたくさんの高山植物が咲いており、美しい時期に来られたことがうれしかったです。黒岳や赤岳から見る北鎮岳と違って他の山の向こうに少し霞んで見えましたが、 目の前のお花の向こうにある北鎮岳は一幅の絵画のようでしばし見とれていました。当麻岳・安足間岳を背景に記念写真を撮ってもらいました。

上の写真に良く似た山ですが、この山は当麻岳といいます。裾合平を過ぎて愛山渓の方向に行くと湿地帯が多く、小さな沼が点在しています。足下がぬかるみに入らないよう気をつけながら進むと 当麻岳の頂上付近が綺麗に映る沼を見つけました。太陽光線が強すぎて山の背景は白いのですが、沼に映し出された空は綺麗な青空です。ウラジロナナカマドの木が多く、ここは紅葉の時期は綺麗な赤色に染まるのだろうと思います。

山の本で見た大雪の沼は、ここから見た景色だと解りました。いろんな山の山頂から沼は見えるのですが、これほど多くの沼を間近で見られるのはここが一番だと思います。ここ当麻乗越は愛山渓と当麻岳・安足間岳に行く分岐点で、写真の右側にある道は愛山渓の方向に下って行く道です 。地図で見ると愛山渓からこちらに来るのは、きつい登りが有って大変らしいですが、旭岳側から行くと下りになるので行きやすいのかなと思います。

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