大雪山黒岳1984m・北海岳2149m 黒岳ロープウェイ



2010.9.16　 黒岳7合目　9:30→黒岳山頂　10:35→黒岳石室　11:00→黒岳石室　11:15→北海岳　12:25 →
北海岳　12:40→黒岳石室　13:40→黒岳石室　13:55→黒岳山頂　14:15→黒岳7合目　14:55


猛暑の今年
　2日前の北海道新聞に、黒岳まねき岩の紅葉が載っていました。
猛暑の今年。未だに半袖で過ごせるのに紅葉？という不思議な感覚ですが、9月も中旬なので紅 葉登山に出かけました。
美瑛を出発したのは午前7時。すっかり遅くなってしまいました。
層雲峡に到着したのは午前8時40分。9時のロープウェイに乗り込みました。
すでに綺麗な紅葉が見られます！
ロープウェイからリフトに乗り継いで7合目に到着。9時半に登山を開始しました。

紅葉良い！
　思ったよりも少ない登山者。 整備された登山道は歩きやすく快適です。
雲海の上にニセイカウシュッペ山、 アンギラス、平山が望めます。
途中霧が掛かったりしましたが、 見上げると紅葉が綺麗であっという間にまねき岩です。
霧であまり綺麗に映っていませんが、肉眼ではかなり綺麗でした。
ペースが順調だったので1時間切りできるかと期待しましたが、前回と同じ1時間5分で、黒岳の山頂に到着しました。

いやー素晴らしい！











　山頂では9合目過ぎで抜いた団体の方に写真を撮って貰い、すぐに石室に向かいました。
ポン黒岳を越え下りに入ると、なんと素晴らしい景色!!
ウラジロナナカマドやチングルマ・ウラシマツツジなどの草紅葉に包まれた別天地です。
行き交う人たちとの挨拶も「こんにちは～綺麗ですね～」。
本当に見とれてしまう景色です。うっとり。
一番紅葉の綺麗な日に来られたようです。

笑顔で挨拶。良い日です。

北海岳に向かう
　紅葉に包まれた石室に到着し、カップラーメンを食べました。小屋番のガイドさんに北海岳のコースについて聞いたところ、「7合目からここまで1時間半で来られる 速さなら、北海岳まで50分くらいで行けますよ。」ということでした。
雲ノ平も勿論綺麗なのは分かっているのだけれど、何回か歩いているので、未踏の北海岳に行きたかったのです。 石室を出発して北海沢への下りです。 もう綺麗。ホント綺麗。











最初の川を越えます。2つめの川も越えます。 3つめの川を越えるところで一組のご夫婦に出逢いました。
引き返そうかな？と考えているようでした。 ここには大きな雪渓も残っていて、遠くに見える紅葉が綺麗なので行きたいようでした。
情報交換を少しして、わたしはすぐ出発しました。
3つめの川を渡り、しばらく平らな道を歩くと、急登が始まりました。 ハイマツが生い茂っていましたが、ウラジロナナカマドもあり、まさに紅葉の中を歩いているのを実感します。 紅葉の上から顔を出しているのは、北鎮岳。格好いい～。 緩やかな尾根に沿って何重にも紅葉が見えます。このスケールの大きさは大雪山ならではの物だと思います。

北海岳山頂
　ひとりで「わー」と叫んでいました(^^;)
何枚も何枚も写真を撮り、長い登りを歩きました。
遠くに北海岳の山頂が見えてきます。何人も人がいるようです。
ガイドさんが予想した50分という時間は大幅に超えてしまいましたが、石室から1時間10分で到着しました。
山頂からは白雲岳や旭岳が見えます。凌雲岳も綺麗に見えますが、桂月岳は霧が上がっていました。
山頂では縦走するという若者3名に出逢いました。
お互いに写真を撮りあい、別れました。
昼食を食べ、白雲方向から来た数名の方と談話。 「あら、赤でコーディネートして良いね」とわたしのことを言います。 「いやいや、今では山ガールが流行りで、わたしはもう時代遅れですよ～」。 彼らは「山ガール」の存在を知らないようでした。

紅葉三昧！
　15分ほど休憩して出発。あの紅葉の中をまた歩けると思うとまたまたわくわくします。
下ってみて初めて、結構急な登山道だったことがわかります。
帰りは帰りでまたまた写真を撮りました。どこを切り取っても絵になる素敵な風景です。 ああ、良い一日です。こんな感じで歩くの久し振りでした。




















石室の方向には霧が掛かっています。 北海岳の山頂からちょうど1時間で石室まで戻ってきました。

黒岳、人がいっぱい！
帰りは紅葉はあまり見えないなと思い、出発しました。
ポン黒岳に登り、振り返ると見えていた景色は霧に包まれています。
黒岳の山頂が見えます。 うわー人人人・・・ 朝は静かだったのに・・
この団体と一緒に歩くのいやだなーーと思ったので、山頂では休憩なしで一気に下山しました。

まねき岩で写真を撮ったあとはもう写真を撮らないと決めて、下りに集中します。
どんどん歩くので、わたしに気がついた前の方はびっくりして道を譲ってくれます。
ある女性は「エネルギーいっぱいですね～。ネジもっと巻きましょうか～」と言っています(^^;)
黒岳はいわゆる「登山」の人と、軽装で登って来る観光の方達でいろんな方が歩いています。 なので7合目の記帳所の手前からかなりの渋滞が始まります。
もちょっと早く下山できたのかも、と思いますが、黒岳山頂から40分なら、まあまあ良い方かなと思います。

神様からのご褒美？
　美瑛に来てからなかなか山に行けてませんが、こんなに綺麗な日に山に行けたのも、神様からのご褒美なのかな？と思います。
美瑛に帰る前に「黒岳の湯」に入り、上川から高速に乗り愛別で下り、当麻町に出る裏道を走り旭川空港線を走って美瑛に無事帰って来ました。
画像を整理していると、やっぱり肉眼で見る景色が一番だなぁと思いました。
それでもたくさんの方に見て頂きたくて、ツイッターやブログにアップしました。アクセス数が急に増えてビックリしています。